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    例の桐島が部活やめるって話。

    久しぶりにDVDでも借りて観るかという気分がやってきて夜な夜な出掛けて

    「桐島、部活やめるってよ」をレンタル。

    話題の映画というのは知っていたものの、あまりピーンと来ずにスルーしていーた桐島。

    見始めてすぐに神木隆之介が「桐島」じゃないというのにまず驚いた。てっきり、
    彼が辞めるのかと思っていた。

    (神木くんといえば僕にとっては【妖怪大戦争】好きな邦画ランク上位。名作。
    川姫の「復讐は人間のする事。それをすれば私たちも人間と同じということ」という言葉を聞いて人生観が変わった。物語の中のちょっとしたセリフで自身の価値観が変わるというのはよくあること。少なくとも僕にとってあのタイミングであの言葉を聴けたのは良かった。基本的には子供向けの映画だし物語の内容はさておき。余談)

    国内の各賞を総ナメした怪物作品ということであらすじの詳細を綴る必要はないと判断してあっさりと、
    桐島という"万能な"生徒が部活を辞めることで巻き起こる日常のズレを幾人かの生徒の目線で切り取った群像劇。
    つまりは1時間半弱の「生徒体験ムービー」といったところ、

    「確かに、こういう小さな出来事(桐島が部活をやめる)も高校生の日常にとっちゃ大きな出来事だもんなー」
    なんて感覚は所詮"大人になった自分の目線"に過ぎず、
    つまり、この作品を観て試みるは、自分の高校時代の"自己分析"か。

    たとえば自分が剣道部を辞めたあの日に「山下、部活やめるってよ」なんて話題が校内のどこかで囁かれていたかといえばそんなことは完全になく。むしろ顧問が「やれやれ、辞めてくれて良かった」と思った程度。パシリが減ることを危惧したハイな先輩が太平橋まで袴のまま走って追いかけて来て
    「山下!部活やめるなよ!」とは言ってくれたけれど、あれはパシリが減ることを危惧しただけだからさ。
    その後「イヤですよ、辞めますよ」と言ったら蹴られた。

    他にも"自分のカーストの位置"や、
    今でこそ"些細な"だけれども当時は"天変地異"という事件や、
    "甘酸っぱいやつ"を思い出そうと記憶を探ってみたけれど、自分の高校時代をまるで思い出せない。
    まるで馬鹿のお手本のような超絶くだらない出来事しか思い出せない。
    (学校の前にあるバス停を教室の自分の席まで運んで「山下停留所」と名付けて、
    担任から本気でビンタをされたことなど)というのも、
    20代の10年が自分にとっては青春、狂騒そのものであり、
    それまでの20年は序章の序章、オープニング曲の前奏のようなものだったからだと思う。

    とはいえ、
    A・ロメロ好きの主人公のカメラを通して繰り広げられたクライマックスの屋上でのゾンビ活劇など、
    (「ゾンビ映画なんかじゃなくて、半径1m以内にある学生のリアルを描けよ!」と映画部の顧問に言われた主人公が撮った半径1mにあるリアルなゾンビ映画)面白いと思うところはあったのだが、自分的には★3つ。
    橋本愛の美しさは★5つでも足りない。


    maeno.jpg


    あとは主人公の友人役で出ていた前野朋哉が(「おまた~」と言って女子から笑われていたナイスガイ)
    石井裕也監督作品の重鎮であるとか、
    実際に映画監督もしていてジョニー・トーから「将来有望」と太鼓判を押されているとか、
    それを踏まえて聞く作中の台詞「好きなだけ不毛なことをさせてやる」にニヤりとした。



    クラスでは大人しいあの娘が吹奏楽部では部長をしていて、
    好きな子を盗み見るために屋上でサックスを吹く姿や、その設定はとても好きです。


    以上、古本屋がお送りしました「古本屋の観た映画の感想」でした。




    ◆追伸
    その後で観た(【桐島、部活やめるってよ】と一緒に借りた)
    ビル・マーレイ主演の【知らなすぎた男】がとても面白かったのです。
    三谷幸喜のマジック・アワーに影響を与えているんだろうなあ、と勘繰れる
    「鈍感な勘違い男」が巻き込まれる英国とロシアの国家間のキナ臭い事件。コメディ。
    本当はこちらの感想を書きたかったのだがあえて桐島に挑んだりして。
    2月、3月はDVDを観ずに本ばかり読んでいたので(ジャパニーズクラシック文学関連)
    春は映画も観たいと思った。とりあえず、クエンティンの新作が楽しみ。以上


    古本屋が観た映画の感想 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2013/04/03 21:00
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