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    コクリコ坂からタモリ経由、クラウドアトラス


    午前中、石蔵の掃除を終えた後、簡単にメールチェックして必要な分のやり取りを済ませてホっと一息ついたついでに棚から【コクリコ坂から/高橋千鶴】を取り出して読み始めた。ジブリ映画にもなった名作である。

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    ここ数年、自分は「漫画」という表現物に対して“読み方”を忘れてしまったような感覚に陥っており、どうも上手く読めない(もちろん天才バカボンは除く)ましてや少女漫画なんてもう何年も読んでいない。にも関わらず、気付けば最後まで一気に読めていたコクリコ。原作の舞台は60年代なんでしょうか、相変わらず、「いい時代」だなあとつくづく悶える。言わずと知れた名作なのであらすじを書く必要はないと判断して省く。(ざっくり言うと、学園闘争中の恋物語、しかし、惚れた相手は実は兄だった!?マジか!!なんて残酷なお話なんだ!!マジなのか!!いや!!違った!!ほんとは違った!!良かった!!ホっ~て感じ)この知らず知らずに“肉親”に惚れちゃう最悪な物語といえば【オールド・ボーイ(2004年公開.韓国)】を思い出してしまうのは性(SAGA)です。タランティーノ絶賛!という不埒な謳われ方をしている韓国映画、個人的にも好き。物語に唾をかけたくなるほど。


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    久々に漫画を読んでぼんやりとしていたのだが前々から気になっていた【タモリ論/樋口毅宏】が読みたくなり本屋へ。twitter上でも話題になっており、発売早々に二刷が決まり、話題作ということで往来の目立つとこに平積みしてあるのだろうなあと予感していたのだが全然そんなことはなく、端の奥の地味な場所にそっと置いてあった、さっすが鹿児島。


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    タモリの本当の凄さについて、“いいともウォッチャー”の小説家が挑む狂気的芸人論。

    著者の樋口毅宏氏はデビュー作「さらば雑司ヶ谷」がべらぼうに面白かったこともあり、新作が出るたびに読んでいるのだが、まさか新書で、タモリでくるなんて想像を越えてくる。【さらば雑司ヶ谷】が紹介されるときに必ずといっていいほど引用される一節がある。

    「むかし、いいともにオザケンが出たとき、タモリがこう言ったの。
    『俺、長年歌番組やってるけど、いいと思う歌詞は小沢くんだけなんだよね。あれ凄いよね、
    “左へカーブを曲がると光る海が見えてくる。僕は思う、この瞬間は続くと、いつまでも”って。
    俺、人生をあそこまで肯定できないもん』って。あのタモリが言ったんだよ。
    四半世紀、お昼の生放送の司会を務めて気が狂わないでいる人間が!
    まともな人ならとっくにノイローゼになっているよ。
    タモリが狂わないのは、自分にも他人にも何ひとつ期待をしていないから。
    そんな絶望大王に、『自分はあそこまで人生を肯定できない』って言わしめたアーティストが他にいる?
    マイルスに憧れてトランペッターを目指すも、先輩から『おまえのラッパは笑っている』と言われて断念して、
    オフコースが大嫌いで、サザンやミスチルや、時には海外の大物アーティストが目の前で歌い終えても、
    お仕事お仕事って顔をしているあの男が、そこまで絶賛したアーティストが他にいて?
    いるんなら教えてちょうだい。さあさあさあ」
    ウメ吉が舌打ちをする。
    タモリが言うんならしょうがねえかといった表情だ。】


    最高。

    これを言うタモリはさすがに凄いのだが、
    これを作中にブチ込んでくる著者の確信的な仕掛けもまた凄い。
    自他ともに認める「マニア」の、
    タモリに対する純粋な愛が様々な時代の、色々な「いいとも」のエピソードと共に紹介されていて、
    ニヤニヤしながら読めました、おすすめです。




    そして夜が来て、久しぶりにDVD鑑賞。

    【クラウド・アトラス/ウォシャウスキー姉弟監督×トム・ティクヴァ監督】




    それは偶然ではない―
    過去~現在~未来―時代と場所を越え、すべての人生はつながっている―
    『マトリックス』から10年―再び映画史を塗り替えるため集まった
    豪華スタッフ&キャストで贈る、壮大なエモーショナル・エンターテインメント超大作。


    3時間、久しぶりにガッツリと映画に飲み込まれた心地になった。
    輪廻転生しながら、性別と関係性を越えた二人が物語の核心に迫っていくのだが、
    パラレルワールドのように同時間軸の中で場面(時代)が切り替わり、スト―リーが展開する。
    原作は超人気小説らしいのだが、これはまさに映画でしか出来ないやり方の正攻法でしょう、
    どの時代のどの物語もそれぞれが独立した「面白さ」を持っていて、
    1本で6つの映画を観ることが出来る贅沢な映画とも言える。
    「時代をまたぐ」場面切り替えもスムーズで(これは本当に難しいと思った。間違いなく天才のしわざ)

    もうさ、僕らはさ、魂を磨きながら、何度も何度も生まれ変わって、
    こうして僕がこれを綴っている今も、
    君がこれを読んでくれている今も、生まれ変わりの途中に過ぎなくて、だからこそ、
    この「今を」どう過ごすかというのは本当に大切で。尊いことなんだと思った。
    映像の美しさも然ることながらメッセージ性も強く、頭と感覚の両方で遊べる大胆な映画でした。

    余談ですが、ペ・ドゥナの感情的で官能的な騎乗位が本当にヤバかった。
    アレだけでも観る価値あると思うけどなー。笑



    と、
    そんな一日を過ごしました、とても愉しい一日でした。また逢いましょう。


    日々のこと | コメント(0) | トラックバック(0) | 2013/07/20 20:50
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